目次
こんな人に見てもらいたい!
◆ 禿てるけど認めてない人
◆ 禿てるけど受入れられない人
◆ これから禿る人
◆ 禿そうな人
今の禿についてどう思っているか
◆ 薬で取り戻すにも限界があるから。
◆ 薬で取り戻せたとしてもコスパが悪いから。
◆ 髪型で誤魔化すことがみっともなく思えるから。
◆ ヅラって高いよね。
◆ ヅラってバレてるよね。
◆ ヅラ被ってるってみっともなく思えるから。
◆ 今更 取り戻せないと思ったから。
◆ うまく付き合うしかないと思ったから。
なぜ受入れるまでに至ったか
子供のころからおでこが広くて
いろいろイジられることがあった。
おでこが広いのはそれだけでイジり?イジメの対象になる
そんな僕のあだ名は『でこっぱげ』だった
おでこなのに禿げている? 当時から疑問の残るあだ名だった
おでこに髪の毛が生えているのっておかしくない?
まぁ、当時はおでこが広いだけで禿てはいないので気にはならなかった。
気にしないようにしていたのかもしれないが。。。
ただ、気分が悪かったのは事実である。
ある写真がきっかけになった
社会人になって2年目くらいのイベントの社員でそれは発覚した!
イベントに参加した社員全員を背後から撮影している写真があり
盛大に後頭部が薄い人が座っていたのだ。
『こんな人いたかなぁ?』
イベントの参加者は自分も含めて6人程度
当日の席次を思い出す
他人の後頭部だったのは
まぎれもない自分の後頭部であり
ここまで薄毛が進んでいるとは知らず驚愕した!
ここで、自分は、自分でも笑ってしまうほど
後頭部の薄毛が進行していたのである!
話の『ネタ』になるから
そんな思いもあり、青山の美容院で髪を切っていた。
衝撃の事実を突きつけられてから
それを消化するまで 多少の時間はかかったが
自分的には禿を受け入れることができていると思った。
面白いことが大好き、人とお話しすることが大好きな
ノブさんは、こんな禿がおしゃれな街 青山の美容院で
髪切ってたら面白いだろうなぁ
少なくとも、僕がそれを聞いたら面白いと思うので
しばらくは毎月 青山の美容院に通うことになる。
さすが青山の美容師さん!納得の腕前で、
おしゃれになるのよね しかも、大胆に刈ってくれるから気持ちがイイ。
ただ、いつもの担当の人じゃないと、ビビってしまうのか
ちょっとしか切ってもらえず、納得できない髪型で帰ることもあった。
どの頭ぶら下げて言っているのか って叱られるかもだけど
義理の母に勧められて
一時期は薬に手を出した
美容院が良いが普通になり、新しく知り合う人には
僕の髪、どこでカットしてもらってると思います?
なんて話を振ったり、笑ってもらったりと、
程よいおハゲイジりを頂いていた訳ですが
そんな中、妻と結婚することが決まり、
相手のご両親とも仲良くなっていった
そんなある日
義理の母から優しく丁寧な前置きがあった後、
「ノブさんまだ若いんだから薄毛治療してみたら?」と提案があった。
薬に手を出すのもなぁ なんて思いもあったが
誰かの後押しで、それに踏み出せるなんてことはよく聞く話だし
ないことはないだろう。
でもね、それが、家族や妻ではなく
義理の母だったら、余計なお世話じゃ
なんて気持ちは微塵もなく、この提案に応えたい
って思ったんだよね。
それからは、まずはクリニックで診察をし、
医師から薬についての説明を受けた
・抜けるのを止める効果のある薬について
・生えてくるのを助けてくれる効果のある薬について
そんな薬があるのさえ知らなかった。
当時から薄毛に効果のある薬があり、もちろん副作用もあるが
一定の効果もあるらしいとのことだった。
医師の説明によると、普通に髪があった時期と
今の中間くらいまでなら戻せるそうな
1か月程度薬を飲み、副作用や成分などについても調べ
以降は個人輸入的なものも活用しながら薬を続けたが
副作用で
★ 足が浮腫むのがどうにも気に入らない。
履けていた靴が履けなくなっていく。
★ 思ったよりは髪は戻らない
★ ついつい飲み忘れる
なんてことが続き、1~2年で薬を飲むのはやめてしまった。
今でもその薬はあるが、もうお世話になることはないだろう。
ヅラは、なぜか選択肢になかった。
街を歩けば一定数ヅラの人っているよね
安いのだと速攻バレるし、バレたら周りに気を使わせちゃうし
傍から見るとやっぱりみっともなく見えちゃうから
僕の選択肢になかった。
散髪とかもすごく面倒そうだし
高級なのは高そうだし、寿命もありそうだし
ん~ 植毛?育毛?
高そう
メンテが大変そう
当然却下
妻の提案で
今では自分で髪を切るようになった。
そんな青山 美容院生活もピリオドを打つ時が来てしまう。
妻からの『別にそこまで来たら(髪の量が減ってしまったら)
自分でバリカンで切っても同じじゃない?』
まっ まぁ ごもっともですよ。
でっ でもね、青山に行くことって
一人の時間を作るってことでもあるし
いろんな価値のある時間だったんだよ。
ただ、コスパを考えたら
バリカン一択だよね
翌月には、お風呂で使えるバリカン
買ってましたよ。
バリカン購入当時は、トップを○○mmにそろえて、
サイドは、○○mmに刈り込んで なんて、
坊主が坊主なりにおしゃれを楽しもうとしていたんですよ。
そんなある日、一人でお風呂に入っていたら
『最近 髪伸びてきたら切った方がいいんじゃない?』
なんて言いながら、妻が風呂のドアを開ける。
せっかくだからと、妻に切ってもらおうとするが
次の瞬間、バリカンに何のアタッチメントも付けずに
頭部にダイレクトアタックを仕掛けてくる妻の姿が見えた!!
っと同時に、黒い塊が足元に落ちていく
時既に遅し、長さ調整の全くされていない
むき出しのバリカンで全てを刈ることになってい待った。
っと、最初こそ衝撃だったが、やってしまえば
それはそれで悪くはない。
何と言っても坊主に理解のない愚かなマグルは
トップが○○mmで、サイドが○○mmで、なんてのを
全く理解できずにいるのである。
だったら、これで行こうかとなったわけである。
それから、坊主に理解のない別の愚かなマグルは
こともあろうに、この誇り高き坊主に対してスキンヘッドと言い放った者がいる。
いやいや、坊主とスキンヘッドは見たら分かるでしょ?
っと思いながらもその言葉が頭から離れない僕は
気が向いた時だけではあるが、スキンヘッドにする。
再短髪のバリカンで刈った頭は、程よいチクチク感があってとても心地いい
例えるなら、購入なたわしを撫でているような感覚だ。
それとは違い、スキンヘッドは、T字カミソリで丁寧に頭髪を剃っていく
それはそれはとても繊細で丁寧さが求められる作業だ。
そこで得られる感触は、しっとりとした頭皮に
手がぴったりと吸い付く感じであり、これはこれで別の気持ちよさがある。
坊主に理解のない愚かなマグルは、坊主もスキンヘッド同じに見えるので
興味のある方は、スキンヘッドにもチャレンジしてみよう!!
禿を受け入れて自分で坊主にすると
いつでも切れる
バリカン買ってしまえばそれ以上のコストがかからない
すなわち、コスパ最強!
髪の毛のセット?とうに忘れたわ!
シャンプー?リンス?コンディショナー?
頭は体の一部だぞ!
自分で自分を禿って言うのは案外容易だった
人にハゲって言われるのはやっぱり抵抗がある
今でも抵抗がある。坊主って呼んでって思う。
最後に
コストに見合うリターンがあるなら
薬による治療、植毛、育毛、ヅラ やってみたらいいと思う
禿がまだまだ受け入れられないなんて思っていても
他人から見たらあっ薄いなってのはすぐわかる
他人に気を使わせて生きるのって僕は苦手
というかさせたくないし、してほしくないから
ある程度親しくなったら髪のことを話しちゃうなぁ
髪はあったらあったでよかった
少なくなっていき、薄さが目立つようになると
現実と心のギャップが大きくなってつらくなるけど
心が暗くなると余計進行する気もするし
時の流れと同じように抗うことのできない
人体の変化だと受入れるしかないのかなぁと
悟る時がきっと来ると思う。
僕の場合、それが一般のそれよりかなり早かった気がするけど
そうなったとき、みんなで坊主になろうぜぃ!